私がCOMSAを買う理由 Zenこそが本命だ

私はCOMSAのトークンセールに参加した。その理由を書いておく。

ICOには期待していない

私は、ICOプラットフォームとしてのCOMSAには期待していない。

CAMPFIREの炎上の件でもわかる通り、COMSAは、ICOプラットフォームとしての認知度が高いようだ。COMSAは資金調達手段だ、と理解している人が多いらしい。

ただ、私は資金調達としてのICOにはあまり注目していない

現在の日本のICOは、実質的には脱法的な資金集めに使われている。

現在の日本の法制度においては、日本円を不特定多数の人から投資として集める場合、様々な法律をクリアしなければならない。それには、かなり高度な知識が必要であるし、数千万円~数億円程度のお金もかかる。

そこに出現したのがICOだ。ICOでは、日本円ではなく仮想通貨・暗号通貨を集める。集めるものが日本円ではないから、法規制を考えなくてよい。この点は、お金を集める側の人にとっては大きなメリットだ。

一方、法規制がないからこそ、劣悪なビジネスモデルに対して出資を募る人もたくさん出ている。それで損をしている人も少なくないと聞く。

つまり、ICOは出資のハードルを下げたが、同時に、出資を募る人の質も下げた。結局、お金を出す側の目利きが必要だということだ。

だから、資金調達手段としてのCOMSAでは、実質的なイノベーションは発生していないように感じる

Zen(JPYZ)の商圏は大きい

私がCOMSAに期待している点は、Zen(JPYZ)の普及だ。

Zenとは、日本円に対して価値が一定の仮想通貨だ。常に1Zen=1円となるよう運営されている。今年の7月頭から9月末まで、限られた企業内で社会実験が行われた。
参考:BCCC事務局のプレスリリース

日本円に対して価値が一定であると、日本円でのあらゆる決済に利用されるようになることが期待される。決済の市場規模は大きい。

日本円決済の市場規模

日本円決済の市場規模を確認してみよう。決済市場といってもどこからどこまでを決済市場と呼ぶのか判定が難しいが、一旦、銀行振込のみを考える。

日本国内での銀行振込の件数は、全銀協の統計によれば、平成28年時点で年間12.4億回である。

銀行振込では、この年間12.4億回のそれぞれについて、振込手数料が発生している。その手数料の金額体系は様々だが、簡易的に、1回あたりの振込手数料を100円と仮定する。

そうすると、銀行振込における決済市場の市場規模は、

年間12.4億回 * 100円 = 年間1240億円

となる。

Zenが置き換える決済の量

Zenが上記の年間1240億円の一部を奪う、と考える。例えば現状の銀行振込としての決済市場の2割を奪うと仮定すれば、Zenは年間248億円の市場を持つことになる。

銀行振込は劣悪なサービス

現代の銀行振込は、極めて劣悪なサービスだ。Zenは圧倒的な優位性を持つ。

Zenがどのような仕様で社会に開放されるかはまだわからないが、一般的な仮想通貨の機能から考えると、Zenには以下のようなメリットがあるはずだ。

  1. 振込時間の制限
    • 銀行振込:平日9時~15時までしか資金移動できない。
    • Zen:24時間365日、いつでも資金移動できる。
  2. 手数料
    • 銀行振込:100円~840円程度
    • Zen:数円~数十円
  3. 国際送金
    • 銀行振込:国内送金とは違う複雑な手続き
    • Zen:国内送金と全く同じで簡単な手続き

仮想通貨の送金を一回でも経験したことがあれば、上記3点は理解して頂けると思う。Zenでの送金をする場合、振込時間を考える必要がなくなる。手数料も安い。また、国際送金もしやすい。

機能的には、銀行振込の機能よりも、Zenの機能の方が圧倒的に優位だ。上記で「銀行振込の決済市場の2割を奪う」と書いたが、その見立ては、それほど間違っていないと思う。

銀行振込は、もう何十年も機能が向上していない。Zenは、停滞した決済市場にイノベーションを提供するだろう。

ZenによるCOMSAトークン(CMS)全体の価値は200億円(予想)

ここで、Zenによって創出されるCOMSAトークンの価値を、仮定を置きながら計算してみよう。

私の勘に基づく仮定は、以下の通りだ。

  1. Zenは、現状の銀行振込手数料で年間248億円ぶんの送金を銀行振込から置き換える
  2. Zenが生み出す利益額は、現状の銀行振込手数料の4%(つまり、年間約10億円)
  3. COMSAトークン(CMS)は、Zenが生み出す利益の100%・PER20倍で価値が裏付けられる

ここから計算すると、Zenの裏付けによるCMSの時価総額は200億円ということになる。

直近で、COMSAへの出資総額は70億円程度であったと思う。上記の私の理屈が正しければ、あと130億円までは、追加で買われてもCMSはペイする。なお、当然ながら投資は自己責任で。

また、読んでいただくとわかる通り、上記は「現状の顕在ニーズの置き換え」のみを考えている。普通に考えれば、低コストの決済手段ができれば、その決済手段の市場規模は拡大するはずだ。だから、上記の理屈が正しいなら、200億円よりも、ZenによるCMSの価値は大きくなるはずだ。

更に、現状で普及している決済手段だとクレジットカードもある。クレジットカードの決済市場規模は、決済金額で53兆円だ。この市場も、ある程度Zenが置き換えると思われるが、上記計算には含めていない。
参考:一般社団法人クレジットカード協会の統計資料

COMSAはZenだけではない

また、COMSAのホワイトペーパーを読むと、COMSAが作るものはZenだけではない。私はICOに否定的だが、その価値がゼロだと思っているわけではない。それなりの価値は創出するだろう。その価値は、上記の「200億円」に対して純増で上積みされることになる。

そういう細かな価値が、COMSAには、Zen以外にたくさん存在する。今の出資総額であれば、まだ今回のCOMSAトークンセールに参加する意味はある、と私は思う。

上記のような理屈で、私はCOMSAのICOに参加した

COMSAとZenの利益の関係は不明

ただ、一つ疑問もある。それは、Zenの成功が、COMSAトークンであるCMSの価値にどのように影響を及ぼすかが、よくわからないことだ。

上記の通り、私はZenについて極めてポジティブな印象を持っている。きっと、Zenは、社会の中でたくさん使われ、欠かすことのできないインフラになることだろう。

一方で、Zenが広まった場合、それがどのようなロジックでCMSの価値に反映されるのかがよくわからない。COMSAのホワイトペーパーにも、その点は記述されていないように思う。

それでもCOMSAに参加したいと考えた

Zenが生み出す価値は、とてつもなく大きい。私としては、その点は確信がある。ただ、Zenの優位性と、CMSの価値のつながりが説明されていない。金銭的利益を得たいという観点では、そこが不安点だ。

もしかしたら、Zenが普及するかたわらで、CMSの価値は高くならないかもしれない。その可能性を自分で飲み込む事ができる人のみが、COMSAにお金を出すべきだ。結局、お金に余裕がある人でなければ、COMSAのICOには参加しない方がいいということは言える。

ただ、私の感情としては、このZenが産まれる瞬間に立ち会いたいという気持ちが強い。社会のコストを大きく下げ、利便性を向上させる存在に対して、私がコミットしたという痕跡を残したいと感じている。

お金を求めてお金を賭けに出しているだけだ、という面はある。私も、Zenに対する期待が、自分の金銭欲なのか、Zenで社会を良くしたいという無欲な感情なのか、よくわからない。たぶん、両方が激しく混ざり合っているのだと思う。

しかしやはり、ここにお金を出したいと思った。自分の気持ちの整理は難しい。何日たっても、何ヶ月たっても、完了することはないだろうと思う。だったら、出せる範囲でさっさとお金をぶん投げてしまえ、と私は考えた。

COMSAにお金を出した私は、Zenを自分の子供のように考える権利を得たような気がしている。もう支払うものは支払ってしまった。COMSAの規約上、支払ったお金は何があっても返金されない。Zenが一般公開される日と、CMSに値段がつく日を楽しみに、のんびり待つとしよう。

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